自立した子供に育てたいと悩んでいる方におすすめの本

おはようございます。

子作りオタクです。

 

本日おすすめする一冊は

春の数え方

作者:日高 敏隆

です。

 

 

京都大学名誉教授である日高敏隆氏が、動物行動

学者としての疑問を通じて、人と自然・動物の

在り方について述べられているエッセイです。

 

一般的な視点を持ちながらも、専門家の知識を

織り交ぜている文章が非常に面白く読み応えが

あります。

 

36にタイトルの中でも「街のハヤブサ

特におすすめです。

 

 

この本を読んでいただきたいのが、

 

子供を持つ親

自立した子供を育てたいと

悩んでいる方

 

に読んでいただければと思います。

 

 

◎おすすめの理由(私の感想)

 

 ニューヨークという大都会にハヤブサが住み始めて

 かなりの時が流れました。

孤島の絶壁に棲む鳥が、なぜニューヨークという

大都会に棲めるのか?

 

実はニューヨークは超高層ビルが立ち並んでおり、

断崖絶壁に棲むハヤブサにとっては子育てに最適な

環境だったのです。

 

更に天敵もおらず、安全が保障されていたのです。

 

 

このように、都心に棲む生き物は着実に増えてきて

おり、たくましく人と共存しているのです。

 

こういう事例を踏まえ、日高教授は

【多くの動物たちはわれわれが思っているよりも

ずっとしたたかである。自分たちの生活の基盤に

なる条件さえそろっていれば、たとえその条件が

人口のものであろうとも、そしてそこをたくさん

の人間がうろうろしていようとも、平気で棲み

ついてしまう】と述べている。

 

 

確かにその通りだと感じました。

自然保護や共存などを人間が声高に言わなくても

動物たちは環境に合わせていきていくのでは

ないかと。

 

 

裏を返せば、なんでも保護するから弱っていく、

放っておいても自立していくということです。

 

 

子を持つ親として子育てをする上で、保護する

のではなく、自立を促すような子育てが大切で

あると、ハヤブサを通じて教えられました。

 

自然界を通じて、子供に自立の大切さを伝えて

いこうと思っています。

 

子供を持つ親、自立した子供を育てたいと

思っている親におすすめの一冊です。

 

 

【】:実際の文章を引用しています 

 

 

春の数えかた (新潮文庫)

春の数えかた (新潮文庫)

 

 

 

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悩みに応えるおすすめ本

資格:管理栄養士、調理師

 

30歳まで全く本を読んでいませんでしたが、

本ぐらい読まなきゃと一念発起し、

現在一生懸命本を読んでいます。

ただし、読むだけでなく、読んだ後の自分の感想が

少しでも誰かのお役に立っていただければと

思い、ブログを始めました。

 

ブログ:www.kodukuriotaku.com
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