おはようございます。
今日でブログ9日目です。
毎日書くことを意識して更新してきました。
まずは明日まで書き、10日連続を目指します。
今日ご紹介する本は、
錦繡(きんしゅう)
作者:宮本 輝
です。
蔵王のゴンドラ・リフトの中で奇跡的な再開をした
夫婦の文通のみで構成されています。
文通が、過去から現在、そして未来へと続く
二人の人生を物語っていく一冊です。
この本を読んでいただきたいのが、
不幸な出来事があり、
日々つらいと感じている人
に読んでいただきたいです。
◎おすすめの理由(私の感想)
錦繡(きんしゅう)とは、
「美しい字句や文章のたとえ」
を意味します。
錦繡というタイトルに相応しい、美しい文章を
用いた手紙を舞台とした本となっています。
勝沼亜紀と有馬靖明の元夫婦が手紙の作者です。
二人は離婚してしまったのですが、大きな不幸が
原因でした。
更に亜紀は知恵遅れの子供(清高)が生まれ、靖明は
借金取りに追われ続けるという、お互いに一見すると
辛い状況に襲われているように見えます。
ですが、未来に目を向けると、清高がいることで
亜紀は生きる目標を見つけ(清隆が生命の火)、
靖明は新たなパートナー(令子)と借金を返済する
ことで一層強固な結びつきを持つことが
出来ました。
手紙のやり取りは過去から未来に繋がっていく
のですが、その中で亜紀の手紙の文章に
自分の生き方を反省させられました。
【その自分の業(過去・運命)をどうやって
乗り越えたらいいのでしょう。未来に向かって
ただ歩いて行くしかないのでしょうか。
いいえ、私は清高を不具なら不具のままに、
出来うる限り正常な人に近づけるよう、
何が何でも<いま>を懸命に真摯に生きるしかない
ではありませんか】
私も過去の失敗や不幸な出来事に悩んで
いましたが、受け入れて懸命に真摯に生きて
いくしかなかったのです。
今後も悩みそうになった時は亜紀の文章を
思い出し、懸命に真摯に生きていきたいと
思います。
過去の不幸な出来事に日々悩まされている人、
過去の失敗・運命で動けなくなっている人
の前進に繋がるおすすめの一冊です。
【】:実際の文章を引用しています
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悩みに応えるおすすめ本
資格:管理栄養士、調理師
30歳まで全く本を読んでいませんでしたが、
本ぐらい読まなきゃと一念発起し、
現在一生懸命本を読んでいます。
ただし、読むだけでなく、読んだ後の自分の感想が
少しでも誰かのお役に立っていただければと
思い、ブログを始めました。
ブログ:www.kodukuriotaku.com
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