人生は思った通りにいかないという一面を知りたい人におすすめの本

 おはようございます。

今日でブログ8日目です。

当初目標の10日継続をまずは確実に行いたいと

思います。

 

今日紹介する本は

ハツカネズミと人間

作者:スタインベック

です。

 

2人の出稼ぎ労働者ジョージとレニーの悲劇の

物語で、1939年、1992年にともに映画化

もされています。

 

 

この本を読んでいただきたいのが、

人生は思った通りにいかないという

一面を知りたい人

人生が順調に進んでいると

感じている人

悲しいという感情に浸りたい人

に読んでいただきたいです。

 

 

◎おすすめの理由(私の感想)

 

二人の労働者のささやかな夢が叶いそうになるも、

ある出来事をキッカケに夢が潰えるという、

儚く悲しい物語です。

 

 

のんびり屋の身体の大きいレニーと、身体は小さいが

頭がきれるジョージという二人の労働者がいました。

二人は自分達の土地を手に入れのんびり暮らすという

夢を持っていました。

 

そんな中、日雇い労働者の集まる農場で仲間(キャンディ)

を見つけ、もう一歩で土地を持てる、夢が叶うという

ところまできます。

 

 

ですが、レニーで人を殺してしまうという事故が起こり、

夢が叶わなくなってしまいます。

 

その場面で、キャンディがジョージに

【「あんたとわしとであの小さな土地を持つことは

出来るだろうね、ジョージ?あんたと二人でそこへ

行って、素敵な暮らしをすることはできるね?

ジョージ?ねえ、できるね?」だがジョージが

答えないうちにキャンディはうなだれた。もう

わかっていたのだ。ジョージが静かに言う。

「初めの初めからわかってたんだよ。けっして

出来ないとわかってたような気がする。あいつが

あんまりその話を聞きたがるもんだから、出来る

ような気に俺もなっていたんだ」】

 

 

現実にはジョージとキャンディでも叶えることが

出来た夢でしたが、レニーと一緒に過ごせない

ということがジョージの夢を潰してしまったの

です。

 

そして最後にはレニーがみんなから殺されるのを

救うため、ジョージは自らレニーを殺すという

愛と悲しさに満ち溢れた行動で幕を閉じます。

 

 

 

労働者の夢、友情、夢の挫折をわかりやすく伝えて

くれる一冊です。

 

二人の労働者を通じて、人生の悲しい一に浸ることが

出来る一冊です。

 

 

【】:実際の文章を引用しています 

 

 

ハツカネズミと人間 (新潮文庫)

ハツカネズミと人間 (新潮文庫)

 

 

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悩みに応えるおすすめ本

資格:管理栄養士、調理師

 

30歳まで全く本を読んでいませんでしたが、

本ぐらい読まなきゃと一念発起し、

現在一生懸命本を読んでいます。

ただし、読むだけでなく、読んだ後の自分の感想が

少しでも誰かのお役に立っていただければと

思い、ブログを始めました。

 

ブログ:www.kodukuriotaku.com
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